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お礼とご報告

声明に賛同いただいた全国の仲間のみなさん、そして当日行動に参加してくれたみなさん、ありがとうございました。7月20日の「排外主義によく効く表現行動実行委員会」の抗議行動は無事に貫徹できました。

13:30ごろ、ビラマキ&マイクアピールをやっていた私達の現場に、本来道路の向い側のやや離れた地点で情宣をやる予定だったはずの在特会が、汗にまみれた会長の桜井さんを先頭に拡声器で吠えながらわざわざ近付いてきました。桜井さんは口から泡を飛ばして私達の仲間をまず「ゴキブリ」呼ばわりして、お腹を突き出してジリジリにじり寄ってきました。彼らは、私たちを「道路交通法を守らない犯罪左翼」であるとなじり、「なぜ警察は左翼を逮捕しないのか」と随分苛々していたようです。でも、私たちは一般の交通秩序を乱していたわけでも、条例の範囲を越えた騒音を出していたわけでもありませんし、ビラをまくときには道路使用許可がいるという法律も、私達の知る限りはありません。まぁ、しかし在特会の方々は、自分達に抗議するような人間はこの社会にいて欲しくないので、すべて違法な犯罪者ということなのでしょう。彼らはしばらく私達を取り巻いて大騒ぎを起こした挙げ句に、「福岡県警はなっとらん」と捨てゼリフを残して立ち去りました。

15:15分ごろ、在特会のデモが、私たちがビラマキ&抗議のアピールをしていた地点の側を通過しました。私たちは総勢30名ほどで、「排外主義は戦争への道」などと書いたプラカードをそれぞれ掲げて、「犯罪左翼を博多湾に叩き込めぇ」というご当地バージョンの凝ったセリフを繰り返す在特会のデモに対して無言で抗議しました。こちらが黙っていればいるほど、私達に罵声を浴びせる在特会のデモの「痛々しさ」が痛感されるようでした。デモには随分若い人達の参加も目につきました。デモの隊列から私達にあらゆる罵声を浴びせる彼ら彼女ら、特に若い参加者の表情は、私たちにはややショッキングなものでした。私たちの仲間からは「あの若者たちはなぜあれほどの憎悪を抱えているのだろうか?」という慨嘆の声が漏れていました。まるで、自らを圧迫する経済社会状況の不安に耐え切れなくなった人間が、その原因となる「外敵」を見出したことで制御不能の興奮状態に達し、身体ごとの断末魔を上げる…あれは少なくともそんな光景を予感させる声と表情でした。在特会は、私たちが「(暴力行為を反省して?)うつむき加減にプラカードを掲げていた」とホームページで報告していますが、確かに、私たちの抗議行動の参加者の中には、思わず彼らから目をそむけた人や、余りの痛々しさにうなだれてしまった人がいたとしても不思議ではありません。在特会は在特会で、私たちに対して「お前ら恥ずかしくないのか!」などと罵倒していましたし、このような評価はとかく「お互い様」であると思われがちだということは承知しています。在特会のデモを撮影したビデオもありますので、遠くないうちにこれらをネット上などにアップできれば、その雰囲気は改めてよく分かっていただけるだろうとは思います…。

私たちは「私たちの抗議行動が勝利した」などと声高に宣伝する必要は感じません。その場を目撃した市民の方には、私達と「在特会」の違いをはっきり理解した方もいただろうと思います。行動後の集会では、韓国からの留学生から「彼等の論理によれば私も潜在的な犯罪者です。しかし外国人のいない日本なんて考えられないはずでしょう」との発言もありました。とにかく私たちは、資本や国家によって生活や労働を翻弄されていることからくる不安を、外国人に対する排外主義や差別によって解消しようとする、在特会のような卑劣な言動を黙認することはできません。実行委員会は本日の行動をもって解散しますが、ビラを受け取ってくれたみなさん、「へだてなくみんなで生きていきましょう」という声に賛同した街の人たちとともに、今後も排外主義、差別に対する闘いを続けてゆかねばなりません。私たちの言論、行動、表現が、いまからの社会の帰趨を決めます。そしてナショナリズムや排外主義をめぐって、この社会は決して楽観できる状況にはないと改めて思います。

改めて今回の行動に賛同の声をよせていただいたみなさん、参加していだいたみなさん、さまざまなかたちで協力していただいたみなさん、ありがとうございます。なお、実行委員会は解散しますが、当ブログには、当日のビデオその他の資料、関連する情報等の掲載を続ける予定です。

排外主義によく効く表現行動実行委員会(福岡)
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